【紳士の日本史 第6回】 新人誕生 プロがケンカをするとライセンス剥奪です

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 さて。ネアンデルタール人が全滅したところまで行きました。でもそんな負け犬どもの事は置いておきまして。別の分岐で新人類が誕生しました。

 ラテン語で言うと『ホモ・サピエンス』です。ホモは人間。サピエンスは賢い。という意味です。つまり賢い人間です。原人や旧人はやっぱちょっと頭がアレでした。

 有名どころは『クロマニョン人』です。約4万 ~ 1万年前に繁栄していたようです。身長180cmぐらいあります。個体差はあるでしょうけど。21世紀の人類より筋肉が多い感じです。要は全員プロレスラーです。

全員プロレスラー

 さて。人類は全員プロレスラーという物騒な世の中になりました。夜道が怖いです。もう家から出られない。

 と思った方もおられることでしょう。そんなあなたに朗報です。プロは素人には手を出しません。ケンカをするとライセンス剥奪です。売られた喧嘩だろうが買ったらアウトです。手を出していいのは命の危険がある場合のみです。

 売られた喧嘩なら傷害事件にはなりませんがそれとは別件でライセンス剥奪です。なのでプロとケンカになることはまず起こりません。

 だからプロを見つけたら試しに茶化してみましょう。怒ったらメチャクチャ怖いですが殴られることはありません。まだプロじゃない付き人が出てきたらボコボコにされます。

番犬登場

 さて。プロは手を出しませんが結局付き人にボコられます。物騒な世の中になりました。夜道が怖いです。もう家から出られない。

 と思った方もおられることでしょう。そんなあなたに朗報です。ナウなクロマニョン人は犬を飼うのがおしゃれなやり方です。人類と犬が友達になりました。

 犬さえいればこっちのもん。暴漢に襲われたら吠えます。誰か駆けつけて来てくれたらいいですね。

農業だせー

 さて。新人になったのならやはり最初にやっておきたいのは『農耕』です。我々は農業をするために新人になったと言っても過言ではありません。

 だって食料の安定供給が望めるからね。その日暮らしの狩猟生活はもうたくさんだ。獲物がいなくなったら移住とかするし。転校ばっかりで友達が出来ない。人類には友達が犬しかいませんでした。可愛そう。

 だからさっそく農業だ。とはならない。クロマニョン人はプロレスラーでした。高いプライドを持っています。男なら狩りだ。ちまちま畑を耕してらんねー。それよりマンモス捕まえようぜ。能力が高いがゆえに譲れないものがありました。

マンモス絶滅

 さてマンモスさえ捕まえていたら農業をする必要はありません。でかい肉がゴロゴロあるから一生余裕です。と思っていたら。マンモス絶滅。本当にありがとうございました。

 原因の有力説は地球温暖化です。氷河期が終わりました。気候が変わって植物も変わってマンモスが住みにくくなりました。氷河期用の装備がもう役に立ちません。

 だからあれほど農業やっとけと言ったのに。クロマニョン人も道連れ絶滅です。地球は別の分岐をした我々現代人に託されることとなりました。絶滅しなきゃいいけど。終わり。

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