【フリーゲームコラム 第12回】たくさん考えることは大事です

ゲーム作成
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 さて引き続き面白いゲームの作り方の話をしております。では今回の小技です。『どうぞどうぞ』を中国語で『チンチン』と言います。漢字は『請』が『チン』かな。分かりません。

 これを利用して『どうぞどうぞ』というセリフをふんだんに使用したゲームを作ります。そして中国人女性が実況するのを待ちます。すると実況で『ちんちん』を言いまくります。結構な人数の日本人が『フフw』ってなると思います。

 これで面白いゲームが作れます。『やってすぐ面白い』ではなく。中国人女性が実況して初めて面白さが表面に出ます。先を読んだ仕掛けです。これが『たくさん考える』ということです。

IQの話をします

 突然ですが。IQの話をします。IQとは簡単に言うと『頭の良さ』です。平均は100です。と言いたいところですが。日本人の平均は107ぐらいです。なぜなら日本の教育レベルが世界水準以上だから。国民のほとんどが英会話出来ない国が水準以上だなんて。この世界はどうかしています。

 東大生の平均が120と言われています。知的障害者が80ぐらいと言われています。私がネットやゲームセンターのIQ診断をすると大体105ぐらいになります。まさかの平均以下。いやでも本当に診断したいならちゃんとしたテストがあるからね。そんな劇的には変わらんだろうけど。

 もっと言うと精神年齢も関係しています。小学生が高校卒業レベルの知識を持っていればIQ160です。大学生が高校卒業レベルの知識を持っていてもIQ107です。中年が高校卒業レベルの知識をほとんど忘れていてもIQ107です。

IQ判定方法

 それで気になるのは『IQの判定方法』です。それはズバリ『知りません』これです。ちょっと調べたんですが大雑把にしか書いてないし言葉が難しいです。IQが低い私には理解不能です。

 しかし私はこんなところで立ち止まってはいられません。なので推測で書きます。分からないなら推測を代用します。そもそも仮説を立てるのは学問の基本です。仮説と検証で学問は発展してきました。

 それで推測なんですけど。IQは頭の回転の速さです。CPUです。計算処理能力です。パソコンはCPUだけ性能がよくてもデータが空なら何も出来ません。しかし計算処理能力は凄いです。計算早い。記憶装置に書き込むスピードも速い。取り出すスピードも速い。だから記憶力がいいです。

 学校の勉強で高得点を取るのはほぼ記憶力にかかっています。たくさん覚えた人が勝ちです。発想力も多少影響しますが微々たるものです。だからIQが高いと勉強できます。

 ファイル一個保存するのにPCが5分ぐらいガリガリ言ってたらたくさん保存する気しないじゃないですか。データ保存中の待ち時間は面白くないです。一瞬で保存できるならポンポン保存します。だからIQが高いとドンドン勉強できます。勉強が面白いです。

 IQが高くてもまったく勉強をしない人もいます。そういう人は頭はいいけどテストは悪いです。たまにそう人います。なので『勉強をしなかった人』のIQは不明です。でも『勉強が面白くない人』のIQは低そうです。

計算が速いと発想力も上がる

 IQは処理能力です。新しいことを考える能力じゃありません。なのでIQが高い人が面白いゲームを作れるわけじゃありません。強いて利点を言えばIQが高い人は制作スピードが速いです。でもゲームは面白さが一番重要なのでIQは関係ありません。必要なのは発想だ。

 と言いたいところですが。実は計算が速いと発想力も上がります。理由は今から考えます。とりあえず『ゲームの面白さにIQは関係ない!』って言ってしまったらまるで強がりじゃないですか。まるで勉強ができないやつが悔しがっています。自分の欠点を正当化しようとしています。

 なので私の第六感が『「IQが高い人の方が面白いゲームが作れる」の理論で攻めろ!』と言っています。なので今回はこっちにします。

 それで問題は『なぜIQが高い人の方が面白いゲームが作れるのか?』となります。さてどうしよう。まだ先のことまで考えていません。『結果がかっこいい』を重視した結果がコレです。考えが足りない人はよくこうなります。だから『たくさん考えることは大事です』と最初に言ったじゃないですか。

たくさん考える

 ここで一旦麻雀の話をします。麻雀を知らない人はここで置いてけぼりとなります。あなたはこの先の戦いに着いて行けません。

 しかしながら。着いていけない人を置いてけぼりにするのが日本の教育方針です。これで平均IQ107をたたき出しています。差がつく教育をした方が平均は高くなるのです。共産主義より資本主義の方が生活水準は高くなるのと同じです。

麻雀の話をします

 でもそんなことはどうでもいいです。それで麻雀の話ですが。youtubeの動画で『麻雀の匠』というシリーズものがあるんですけど。これが『プロが半荘一回打つ間に考えていることを全部教える』という動画です。

 この動画を観た私の感想を一言で言うと『マネできる気がしない』です。もうちょっと長く言うと『一つ一つの言ってる意味は分かるけど、全部自分で考えるの無理』となります。

 凄い発想で『そんな考え方があるのか!』という驚きもありますが。それ一つ教わったところで無駄です。そういう凄い発想を一瞬で10個考えているところが凄いです。

 半荘一回って大体30分もかからないぐらいで終わります。しかし動画では2時間以上しゃべっています。その2時間って一人分です。4人の思考を全部教えるとしたら8時間です。実は8時間分考えていることが実際は30分で終わります。とにかく考えている量が多くて速い。

 毎回捨て牌の候補が複数あって、有効牌の数を数えて確率計算して、最終形の点棒期待値を計算して、一番効率がいい牌を決めます。『この二択どっちでもいい』という場面がほぼありません。必ず有利な理由があります。それがツモるたびに方針が変化して計算し直しです。

 そして他人のツモも全部見て『どこに入って何を切ったか?』も記憶していきます。他人の捨て牌によっても方針が変わります。事前に予想できなかった捨て牌が他家から出ると、その一瞬で方針が変わりさっきまで鳴く気が無かった牌を鳴きます。

 一応定理や公式みたいなものがあるのでそれに当てはめて計算が速いというのもあります。形を見ただけで受け4種8牌とか分かったりします。だから知識も相当なもんです。

 でもそんなレベルじゃないです。根本的にIQが違います。プロとアマで脳みその性能が違います。素人が160キロストレートを絶対投げられないぐらいの壁があります。

謎解きの話をします

 麻雀はプロとの差がデカすぎるので終わりにします。さっきの話は忘れましょう。続きまして。もうちょっと馴染みのある『謎解きの話』をします。

 『いことざん』

ハイこれなんでしょう?

 正解は『なぞとき』です。解き方はローマ字にして逆から読みます。よくあるパターンです。でも結構ムズイです。解き方は今まで何回も見たことあるのに忘れた頃に出題されると解けません。

 なぜなら頭の中で一瞬で考えられないから。『単純に逆から読む』とか『一つずらす』とか『PCのキーボードの右下のひらがなを見る』とかすぐ出来るヤツなら解ける人多いです。

 でもローマ字に変換して逆から読むのはめんどくさいので諦める人が発生します。でも一瞬で変換して逆から読める人はすぐ解けます。これがIQが高いゆえの発想力です。

 『謎解きが解ける』というのは『発想力があるから』ですが。速くたくさん考えられる人ほど速くたくさん発想して試せるので表面上の発想力が高くなります。『表面上』という言葉にすべてを覆すほどの重要な意味はないので無視していいです。

 結果的にIQが高い人の方が発想力があることになります。IQが高い人の方が面白いゲームを作れる可能性が高いです。だから面白いゲームを作るためにIQを高くするといいと思います。脳トレをやりまくるといいです。トレーニングすれば110超えぐらいは誰でもできます。

とにかくたくさん考える

 フリーゲームに納期はないので別に速く考える必要はないです。遅くていいからたくさん考えればいいです。

 『最初に思いつくこと』って結構な割合で間違います。まぁ5分5分です。そして人は都合のいい方に考える傾向があるのでさらに確率ダウンです。適当ですが『最初の予想』は7:3ぐらいで間違えます。

 だから結論が早い人は判断をよく間違えます。真実を追求するにはいろんなパターンを想定して構えておかないといけません。結論はまだまだ先です。最初にやっていいのは予想だけです。『たくさん予想をする』のが優秀な行動です。

 麻雀プロが最初の配牌で『これはタンピン系ですね』と言っても最終的にタンピンになるかは5分5分です。あんまり最初の予想通りにはならない。

無能は結論が早い

 例えば『おまえすげーな』という言葉って褒めるときにも使うしバカにするときにも使うじゃないですか。『ヤベー』も褒めるときとバカにするときがあるじゃないですか。

 話の流れや相手の表情で最初にすぐ思った結論は5分5分です。そんな一瞬で判断できません。判断が早い無能ほどすぐ怒るしすぐ喜びます。『どっちだろう?』と悩むのが正解です。

 私の高校の友達で一番勉強できる人が天然ボケだったんですけど。それを私が確信したのは卒業後です。在学中は騙されていました。いつも予想外のボケを連発するのは頭が良いからギャグセンスが高いと思っていました。

 でも大学生になって性格が変わって下ネタばっかり言うようになって面白くないやつになりました。どんな会話をしてもエロネタに持って行こうとします。そしてたまに出る天然が面白いです。ズボンを脱ぐときにパンツも同時に脱げたりします。漫画みたいなやつです。

 どうやら高校時代は真面目でふざけないやつだったようです。ホームランは全部天然ボケでした。全然狙ってなかったらしいです。真実に気づくのに2年かかりました。

 それくらい結論出すのはムズイです。アインシュタインが一般相対性理論の仮説を立てて立証するのに10年かかっています。天才が10年かかるのに凡人が一瞬で仮説を断定しちゃダメです。

 北斗の拳の原作者の武論尊先生は『最初に考えたストーリーは全部なしにしてもう一回考える』というのをやるらしいです。最初に思いついたものはどうせみんなに予想されるんだってさ。面白い漫画はたくさん考えることで生まれています。

衝撃の事実の作り方

 じゃあ最後に一番オーソドックスな衝撃の事実の作り方を教えます。どうせ理論が分かっても実際作るのは難しいのでこんなんでいいならいくらでも教えます。麻雀プロの思考は教えたところで素人はマネ出来ないのと一緒です。

 それで。『衝撃の事実の作り方』ですが『予想させて、正解させて、別のところに衝撃の事実を持ってくる』これです。

 まずダミー問題に夢中にさせます。このダミー問題を解くのがゲームのメインです。そして正解させてゲームクリアで思考が止まります。そのあとホントの問題を出します。これでみんなビックリします。

 犯人が分かって事件が一件落着した後日『実はアレはアレだったのよ』という手法です。推理小説でよくあります。これをやると大半がひっかかります。

 でもさ。今のゲームって『エンド3つ』とか先に分かってるじゃないですか。だから事件が解決しても思考が止まらないんですよね。だってトゥルーエンドがあるの分かってるし。どうせ覆るんだろ。どうせ主人公が悪者なんだろ。

 プレイヤーはトゥルーエンドになるまで安心しません。これを利用すれば新しい衝撃の事実が作れます。終わり。

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