【フリーゲームコラム 第18回】フリーゲームのクリエーターは全員お金が欲しいです

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 さて。面白いゲームの作り方の話をしていますが。そろそろ書くことがありません。誰か助けて。できれば優しい声よりお金が欲しいです。

 ということで。この辺りからテーマを変えてお金の話をしようと思います。第三部突入です。

 ついでにオマケでもう一つ言うとしたら。フリーゲームを作ってお金が稼げるようになると面白いゲームが作れるようになります。

経済の話をします

 実は私。今まで黙っていましたが。何を隠そう。経済学が得意です。嘘です。経済の本を2,3冊読んだ程度の知識です。10年前に通勤電車で読みました。

 しかしながら。フリーゲームクリエーターの中には経済学の知識がまったくない人もいるでしょう。そんな人よりは私の方が知識があるので今から授業をします。

 なぜなら経済学の知識があれば『フリーゲームを作ろう!』とは思わないからです。先に真実を言うと『フリーゲームは経済の敵』です。

不景気が起こる理由

 まず不景気が起こるメカニズムの話をします。不景気と言うのは『お金の動きが止まること』です。

 お金って無いと使えないじゃないですか。そしてお金を使わないとお店にお金が入らないじゃないですか。そしたらお店の従業員に給料が払えないじゃないですか。そしたらお店の従業員もお金が使えないじゃないですか。そしたら自分のお店の客も減るじゃないですが。そしたら自分にお金が入って来ないじゃないですか。お金って無いと使えないじゃないですか。

 誰かがお金の動きを止めると周りに感染していきます。気づいたらみんなお金がないです。この悪循環が不景気です。

 最初に不景気が生まれた原因は『銀行の普及』です。19世紀ぐらいになると地球人の文明もかなり発展してきましてお金が余る人が増えてきました。その頃にはもう殿様にギリギリまで搾取されることはありません。

 庶民が気軽に貯蓄をできるようになったのでお金の動きが減速しました。そこから長い時間をかけて感染して行き、気づいたら不景気です。

 銀行が出来る前に不景気なんてありませんでした。でも貯蓄がないと不作で大量に餓死していました。不作で大打撃より不景気の方が平和です。だから銀行の普及は悪くないです。

 それで。お金の動きを止めると周りに感染していつか不景気になるわけなので、お金は貯めれば貯めるほどいつか収入が減ります。でもそんなときのために貯めておかないといつか生活ができなくなります。我々はいったいどうすればいいのでしょうか。

フリーゲームは経済の敵

 とりあえず難問はいつものごとくスルーします。きっと政治家さんが上手くやってくれるでしょう。例えばコロナの給付金などで。景気回復は政府が市場に関与するのがセオリーです。俗に言う『ニューディール政策』ってやつです。100年前はこれで解決したけど今はどうなんだろうね。

 ちなみに『ニューディール』とは『親がトランプを配りなおす』という意味です。要は国が国民にお金を配ることです。それがニューディール政策だ。

 とにかく私に出来ることはフリーゲームの話だけです。それで。フリーゲームってタダで遊べるじゃないですか。フリーゲームさえあればお金を使わずに休日が過ごせます。そしてフリーゲームには市販のゲームや映画や小説と同じぐらい面白い作品がたくさんあります。むしろお金を払ってまでゲームで遊ぶ必要はないです。

 だからフリーゲームが流行ると不景気になります。本来なら無料の娯楽は流行っちゃダメなんですよ。フリーゲームは経済の敵です。

 でもみんなフリーゲーム好きでしょ。だってフリーゲームは自由な発想で無責任で不謹慎なことをやってもいいから。掲示板だって匿名掲示板で無責任で不謹慎なことを書いた方が面白いじゃないですか。まぁ人に寄ります。フリーゲームの方が面白い人もいるでしょう。

 だからフリーゲームは経済の敵ですが絶滅させると悲しむ人がいます。『敵だから排除する』と言う考え方はちょっと父さんゾッとしないです。不景気より戦争で人が死にます。

 だったら私が立ち上がるしかないじゃないですか。だってこの世界には私以外に他人のために動く人間はいないのだから。

フリーゲームでお金を動かす

 要は『フリーゲームを作ってフリーゲームで遊んだらお金が回る』というシステムが確立すれば解決です。

 フリーゲームを遊んだ人が作者にお金をあげる。作者がそのお金をお店で使う。お店の従業員にお金が入る。お店の従業員がフリーゲームで遊んで作者にお金をあげる。というシステムが回りだせばいいです。

 これがもし有料ゲームや課金ゲームだったらクリアです。でもフリーゲームの良さは『無料だから自由な発想で無責任で不謹慎なことが出来ること』です。極端に言うとフリーゲームは進行不能バグがあっても直さなくていいです。わざとクリア出来なくして実況で悩んでいる人を鑑賞してクスクス笑っていてもいいです。

 しかしお金を取り始めたら滅多なことが出来なくなります。お金を払った分の価値が無いと詐欺です。有料ゲームはまともにクリアできるように作る必要があります。

 そういえばよくレビューで『このクオリティーのゲームが無料で遊べるなんて!』とか書いている人がいますが、そういうゲームが好きなら市販のゲームをやったほうがいいです。フリーゲームの醍醐味はそこじゃないです。人生損してます。

 でも無料で市販のゲーム並みのクオリティーが遊べたら得です。気持ちはわかります。あとこういうことはあまり言ってはいけませんが、どんなフリーゲームよりも市販のゲームの方が圧倒的にクオリティーは高いです。社交辞令なので真に受けないように。

 それで『このクオリティーのゲームが無料で遊べるなんて!』と言ってる人は多分お金を払わないです。『無料』に一番の価値を見出しています。ゲームが面白くてファンになってないです。有料にしたらファンを辞めます。

 でもそんなことはどうでもよくて。問題は『フリーゲームでどうやってお金を稼ぐのか?』となります。有料ゲームや課金ゲームを将来的に狙っている人はそれでいいです。しかしながら何でもアリのフリーゲーム制作を続けたい人もいるでしょう。有料にするといろいろめんどくさいから無料を続けたい人もいるでしょう。

『お金が欲しい』という気持ちを持つ

 お金を稼ぐ具体的な方法はめんどくさいので今回は書かないとして。こういうときにまず最初に一番大事なのが『お金が欲しい』という気持ちです。お金を持つ前にお金が欲しい気持ちを持つのが順番として妥当です。

 そもそも結局のところ。みんなお金欲しいでしょ。『趣味でやってます』と言いつつあわよくば何かの間違いで人気爆発して出版社から声がかかって書籍化とかしたいでしょ。賽銭箱を用意したら投げ銭がもらえるようになったらやるでしょ。

 『何があっても絶対収益化はしません!』と言う人は中々いません。でもいることはいます。超絶レアです。でも超絶レアに構っていられません。レアケースを持ち出しても議論は進みません。だから『フリーゲームのクリエーターは全員お金が欲しい』ということにします。

収入があるとやる気が違う

 会社に行って仕事をしても楽しくないじゃないですか。スーパーでレジを打っても面白くないじゃないですか。でもサボらずにやるじゃないですか。やるべきことを妥協せずに最後までやりきるじゃないですか。

 フリーゲームを作るのは楽しいじゃないですか。でもサボるじゃないですか。パチ屋に新台が入ったら行くじゃないですか。昼過ぎに5万負けて帰って来てまた作業開始じゃないですか。その前に最推しVtuberの動画が上がっていたから観るじゃないですか。

 なぜ楽しい事のほうをサボってしまうのか。それはお金が入らないから。これがもし『ダウンロード数×10円』もらえるんだったらやる気が全然違います。面白いゲームの方がダウンロード数も増えるのでクオリティーも上がります。細かいところまで妥協せずにもうひとひねりアイデアを頑張ります。

 だからクリエーターにお金が入った方が面白いゲームが増えます。『面白かったです!』と一言もらっただけでモチベーションはあまり変わりません。むしろ満足してしまって次回作もこの程度かもしれません。

フリーゲームクリエーターが世界を変える

 だからクリエーターはみんなお金が欲しい気持ちを持ってください。かっこつけずに表現しましょう。みんなで収益化を目指しましょう。その思いがゲームを面白くします。そして追々景気回復へとつながります。みんなでやれば世界を動かす大きな力となるでしょう。

 2022年現在コロナで経済が大打撃を受けています。毎日いろんなところでお店がつぶれまくっています。自粛して外でお金が使えません。だったらフリーゲームでお金を回すしかないじゃないですか。

 この世界を救えるのはフリーゲームクリエーターだけです。ニューディール政策なんて今やっても無駄です。

 そしてフリーゲームは誰でも作れるものじゃありません。一般的な人間にはフリーゲームを作る能力がありません。あなたたちは選ばれた勇者です。神様から世界を救う能力を授かっています。終わり。

次回

次回はあるのか?

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