【勝手に架空の悩み相談 第3回】高学歴ですが内定が取れません。面接官の見る目がないです。助けてください

悩み相談
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 今回ご相談いただいた架空の質問は『高学歴ですが内定が取れません。面接官の見る目がない』です。そうかもしれませんね。じゃあそれで。

 と言って終われたらどれだけ楽か。しかし私はここで終わるわけにはいかない。なぜなら困っている人がいるから。もうちょっとなんか答えたほうがいいよね。

 しかしながら。この質問は。ハッキリ言いまして。正論です。高学歴を落とす面接官はどうかしています。レアケースもありますが統計を取れば高学歴のほうが優秀です。

 『来た人が全員が高学歴だから高学歴が落ちる』というのなら分かります。でも高学歴と低学歴がいて高学歴が落ちて低学歴が受かるのだったら面接官がどうかしています。解決しました。今回は簡単でしたね。

解決しない

 『高学歴を落とす面接官はどうかしています』は真理です。でもこの真理が分かったところで解決しません。なぜなら『内定が取れないことに変わりがないから』です。

 だってさ。どうかしてる面接官が邪魔だろうがどうにもできません。その面接官をやめさせるにはその企業のトップに行かなければなりません。その企業のトップに行くにはその企業の内定を取らないといけません。

 その企業の内定を取るにはどうかしてる面接官に気に入られないといけません。つまり我々はどうかしてる面接官がどうかしてる状態のままで戦う必要があります。

 だから無意味です。『面接官の見る目がない』は議論する意味がないです。真偽は問わずあなたの人生に関係ないです。

 現代社会のルールで戦って勝つ人が優秀な人です。『ルールが悪い』を言う人は無能です。事前に分かっているルールで負けたのなら学歴関係なく無能です。落ちて当然です。

面接官の見る目がない

 せっかくなのでメカニズムを説明します。まず、たった1時間の面接でその人の今後の40年間の業績が分かる人なんかいません。全く想像つかないと言っても過言ではありません。

 でもそれをなんとか判定しようとしているのが面接官です。バカみたいなことをやっています。でも自分には出来ると確信しています。こんなのどうかしてるでしょ。面接官はみんなどうかしてるのが常識です。

 だってしっかりと自分の考えを面接でしゃべっているこの立派な青年が実は嘘つきかもしれないじゃん。今までの人生で嘘をつきまくってきたから堂々嘘が言える人間に育っているかもしれません。

 でも騙せば受かります。実際に新入社員の半分以上は嘘つきです。なんで内定が出たか分からないような奴らばっかりです。

 だから結果が出ている学歴で決めるのが一番安全です。どうかしてる面接官のその場のフィーリングを信じるよりはマシです。

 もちろん学歴を最重視しても失敗はします。無能高学歴もそこそこいます。でも何の役にも立たない面接官のフィーリングに任せるよりマシです。統計を取れば学歴で採用するほうがマシです。

即答できる人が好まれる

 例えば私はあまり即答ができないタイプです。目の前の人がボケてもすぐツッコめません。まず固まります。ケンカを売られても固まります。『怖いから動けない』というのもありますが、まずは頭が真っ白になります。10秒ぐらいしてから怖くなって震えます。

 即答が出来ない私は相手が曲論を言っているときに『それは違う』と簡単に言えません。抜け道をちょっと考えちゃいます。なぜなら曲論があたかも正解なんじゃないかと思わせる理論が面白いからです。

 自分の理論も『なんかもっとありそうだな……』と考え込んでしまいます。とても懐疑的です。だから議題があってもすぐに意見が言えません。1時間考えさせてほしい。

 でもそんなのおかまいなく面接で『あなたを採用するメリットはなんですか?』と聞かれます。これは普通に難問です。ベテランでも答えるのは難しいです。考える時間を1時間欲しいです。

 『そんなの知るかよ』と言ってあげたい。でも聞かれた以上は答えます。難問を考えるのは割と好きです。でも1時間ください。即答できません。

 そんな人は落ちます。なぜなら面接では『対応力』を見ているからです。実は答えはどうでもいいです。すぐに対応できることが重要です。

面接は対応力を見る

 面接とは『対応力』を見るテストです。なぜなら『突然の難問に短時間でどれだけ対応できるか?』が社会で働く必須のスキルだからです。

 と言いたいところですが。私が社会人になってそんな状況になったことはありません。職場で聞かれた知らないものは『知らない』と答えていいです。

 業務上の必須の情報を知らない場合は『ちょっと確認します』『担当者に代わります』でオッケーです。業務と関係ないとんちクイズの答えは『知りません』でオッケーです。

 なので対応力を重視する面接官はどうかしています。その能力は仕事であんまり使わないです。学歴重視のほうがマシです。

 まぁ対応力があるに越したことはないです。とんちクイズをすばやく上手に答える人を一人ぐらい雇っておいても損はありません。

社会人必須の能力

 ここで突然クイズです。社会人の一番必須の能力ってなんだかわかりますか。

 正解は『責任感』です。仕事は完了しないと対価の支払いがありません。家を半分作って『半分作ったから半分報酬ください』なんて通りません。仕事を最後まで完了させる責任感が一番大事です。

 でもそれは置いておきまして。他にも大事なことがあります。それは『協調性』です。10人のチームに一人だけ優秀な人がいてもたいした意味はありません。一人で二倍働いても3人の足を引っ張ったら合計はマイナスです。誰の足も引っ張らない人のほうが役に立ちます。

 でもそれは置いておきまして。他にも大事なことがあります。それは『コミュニケーション能力』です。意思疎通が出来ない人とまともな仕事が出来ません。正しく説明して理解してくれないと仕事が任せられません。

 それで。『責任感』『協調性』『コミュニケーション能力』が重要な3大要素です。その辺の企業なら個人の仕事の能力はそんなに必要ないです。高校卒業してるなら大体の仕事は出来ます。

 それで。面接で唯一判定できるのが『コミュニケーション能力』です。責任感と協調性は面接じゃ判定できません。だから面接官は『コミュニケーション能力』だけ見ています。

 その『コミュニケーション能力』が最終的にたどり着いた先が『対応力』です。唯一判定できるコミュニケーション能力のテスト方法を模索した結果です。それしかできないからだんだん難しくなりました。

対応力がない人はコミュニケーション能力がない

 だから面接官は対応力を判定します。それしかできないなら出来ることを一生懸命やるのが優秀な人材です。つまり優秀な面接官です。だから面接に来た就活生に難問を出して対応力を見ます。

 そして他の要素は一切判定しません。だってできないもん。『長時間考え込んで正しい結論を導きだそうとする能力』も仕事で役に立ちますが面接官に判定できません。だから判定しません。

 『分からない問題でもなんか答えを出そうとする人』は責任感と協調性があります。でも対応力がないと短時間でまともな答えが出せません。その場で無理やり答えると自分でも何を言っているかわからない答えが出ます。そして面接官に突っ込まれます。でも対応できません。

 そして『対応できないやつ』は『コミュニケーション能力がない』ことにされます。ここがおかしいです。そんなことないもん。今まで考えたことがない問題が答えられなくても普通だもん。

面接が得意な人が面接に受かる

 まとめると、面接は『面接が得意な人』が受かります。『仕事が得意な人』『弊社の社風に向いている人』などの判定は面接ではやりません。内定を取った人が仕事ができるかどうかは不明です。ただ『面接が得意』が判明しただけです。

 これが面接の現状です。ルールが判明したなら出来ますね。事前に分かっているルールで負けたのなら学歴関係なく無能です。落ちて当然です。

高学歴ですが内定が取れません

 ということで『面接官の見る目がないです』の真相が分かりました。続きまして『高学歴ですが内定が取れません』の話をします。さっきの話とは別もんです。

 それで。この世には『高学歴ゆえに内定が取れない』というケースがあります。今までの努力が仇になっています。オレは何のために勉強をしてきたのだろう。というケースがあります。現実は非常です。

能力に見合った企業が受かりやすい

 まず企業を3つに分けます。分け方はいろいろありますが今回は『高学歴の企業』『低学歴の企業』『誰でも受かる企業』の3つです。この分け方が説明しやすいです。

 それで。高学歴は『高学歴の企業』に受かりやすいです。そして高学歴にとって『低学歴の企業』は難関です。ちなみに『誰でも受かる企業』は誰でも受かります。面接で何もチェックしていません。

 なぜこんな不思議なことが起きるのかと言いますと『同じレベルの人がウマが合うから』です。高学歴の価値観に低学歴は反発します。面接官が低学歴だと価値観が違う高学歴は落とされます。

価値観の違い

 例えば『平等』と『公平』があります。この2つは別もんです。給料で言うと平等は全員が同じ給料です。業績関係なく最初20万です。毎年全員3000円アップです。全員10年後に主任になって役職手当1万です。資格を取っても仕事をとっても無意味です。

 公平は頑張った分だけ給料が上がります。資格を取るとプラス5000円です。仕事を取るとボーナス100万です。業績を上げれば5年で主任です。仕事が出来ない人は定年までヒラ社員です。

 低学歴は平等を推します。なぜなら業績を上げられないから。人間は生まれたときから先天的な能力の差があるのに公平を採用されると自分は一生不幸です。生まれつき頭がいいやつはずるいです。みんな平等が平和です。

 高学歴は公平を推します。なぜなら平等は努力をしなくなるからです。社員が努力をしなくなると水準が下がります。自分一人優秀でも会社が儲からないと給料の限界があります。会社の業績が上がったほうが相対的に給料が多くなります。だから全員を頑張らせる公平が結果的に全員得をします。

 という違う主張をするこの2人は対立します。一生分かり合うことはないでしょう。どっちが正解というのはないです。強いて言えば正解はその会社の社風です。だから社風を間違うと大惨事です。

 自分の価値観に合った会社の面接官はウマが合うので内定が取れやすいです。だから高学歴にとって『低学歴の企業』は難関です。もし受かっても周りの同僚と価値観の違いでずっと辛いです。

面接官と議論すると落ちる

 ここでまた衝撃の事実を発表します。面接で面接官と議論をすると落ちます。面接官の言うことがおかしいので『それ違うくないですか?』と言うと落ちます。

 正確に言うと『議論で勝つ』と落ちます。なぜなら『他人の意見を尊重できる人』は協調性があるからです。面接官に意見すると協調性がないことにされます。

 そんなことないもん。違うものは違うもん。しかしながらこれは面接で唯一協調性をチェックできるポイントなので面接官は逃しません。自分の意見を否定されたら落とします。

 そもそも面接官のほうが経験豊富なので基本的に対立したら面接官のほうが正しいとは思います。簡単に否定できる人は確かにおかしいです。気持ちが分からなくもない。

 さらに面接官は『自分が正しい』と確信しています。就活生の意見ごときで絶対折れません。自分に自信がない人が他人の採点は出来ません。

 その状態で勝ってしまうとおしまいです。こちとら違うものを違うと言っただけなのに。『他人の意見を認めないやつ』にされます。

 そして高学歴と低学歴は価値観が違います。そして議論すると高学歴が勝ちます。だから落ちます。というケースが無きにしも非ず。

高学歴の企業は少ない

 そしてこの世は『有能1割、無能9割』です。要は『高学歴の企業』は少ないです。何個か落ちると球切れです。

 まぁしょうがないです。勉強しか取り柄がなくて対応力がない無能が『高学歴の企業』は無理です。あきらめましょう。

 ということで次は『低学歴の企業』を受けます。対応力はないけどオレは高学歴だからサクッと受かるでしょう。

 その考えが甘いです。実はもっと厳しくなっています。今後受ける企業は面接官とウマが合いません。高学歴のほうがサクッと落ちます。

低学歴は高学歴に嫌がらせをする

 それでめでたく『対応力がない高学歴』は『低学歴の企業』を受けることになったわけですが。『低学歴の企業』の面接官は低学歴です。するとその低学歴の面接官は高学歴の就活生に嫌がらせを始めます。

 なぜなら上に立ちたいからです。低学歴の面接官は『仕事と学歴は関係ない説』を信じています。なぜならそっちの方が自分に都合がいいからです。

 だから面接中に意地悪クイズを出します。なぜなら言ってやりたいセリフがあるから。『高学歴なのに答えられないの?』ってね。低学歴の面接官は高学歴を見下したくてしょうがないです。なので立場が上のこの状況を活用します。優秀です。

 要は低学歴だからバカです。大事なのは『この人に弊社の業務をこなせるのか?』なのに。仕事に関係なく自分も答えられない質問をする意味がないです。

 お前ら平等を推しているんじゃなかったのか。学歴関係なく平等な質問しなさいよ。自尊心を保つための行動をしているこの面接官をクビにしてください。高学歴を落としまくって会社に損をさせてますよ社長さん。

 ということが起きたり起きなかったりします。ちょっと言いすぎましたが。とにかく学歴が合わない企業の内定を取るのは難しいです。ウマが合わないし意地悪されますし受かってもキツイです。

 高学歴なのに最終的に『誰でも受かる企業』に落ち着く人も多いでしょう。探せばちっちゃい会社に高学歴は結構います。

内定が取れない高学歴が内定を取る方法

 ということで。高学歴なのに内定が取れない理由は大体分かりました。でもこの真理が分かったところで解決しません。重要なのは『内定の取り方』です。

 結局『高学歴ですが内定が取れません。面接官の見る目がないです』は議論する意味がないです。真偽は問わずあなたの人生に関係ないです。

 ということでここからが本番です。『内定が取れない高学歴が内定を取る方法』を解説します。

面接の勉強をする

 まず先ほども書きましたが『面接が得意な人が面接に受かる』これが事実です。だから面接が得意になればいいです。

 自己アピールとか真面目に分析しても無駄です。『必ずやり遂げる強い意志』や『仲間を大事にする優しい心』をアピールしても無駄です。そんなもん言ったもん勝ちです。面接で確かめようがないです。

 まぁでもアピールするに越したことはないのでやっぱり基本のアピールポイントは押さえておいたほうがいいです。責任感と協調性のエピソードは用意しておきましょう。

 でも面接官はやはり対応力しか見ていません。だから対応力をつけましょう。面接官が要求するほどの対応力は仕事に必要ありませんが面接では必須です。仕事ができるアピールよりも大事です。そもそも『仕事ができるアピール』は『高い学歴』で十分です。とても強力な事実です。

 ネットで探せば面接の難問がたくさんあるので読んですぐ答えられるように練習しましょう。とにかく面接をナメちゃダメです。『高学歴ゆえに不利』という状況があります。高学歴ほど努力してください。

 要は勉強です。勉強なら得意でしょ。学歴しか取り柄がないんだから頑張って。終わり。

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