突然ですが。前回の続きです。ついに小説を書き始めたミステリー作家の私ですが。やってみたら小説が一文字も書けませんでした。コラムなら得意なのに。
なのでコラムの口調で小説を書くことになりました。そしたら一応は筆が進みました。でもなんか小説っぽくないです。まるで童話です。
小説じゃねえ
要は『初めての引っ越しの解説』みたいな感じで『物語の解説』をしています。するとどうでしょう。違和感が半端ないです。明らかにみんなと違います。
「ケイトはボタンに手をかけました。なぜなら逃げられないと悟ったから。人間は遺伝子レベルで女性より男性の方が力が強いのです。だったら素直に従った方が賢明だと判断しました。これが俗に言う『打算』です。」
これが私のコラム口調です。これなら書けるのでこれで書いたら小説じゃねえ。
まるで童話
しかし物語を書いているのでやはり小説です。『作者の想像を含んだ物語を文章のみで表現したもの』が小説です。だから小説です。
だから『童話』に近いです。説明が丁寧過ぎて子供向けです。子供だったら『なんでケイトは自分から服を脱いだの?』って思うじゃないですか。人間の遺伝子を知らないから。大人にはこの説明が必要ないです。
童話を書く
ということで私の第一作目の小説は童話になりそうです。今の気持ちを正直に申し上げますと『ガッカリ』です。ミステリー作家だと思っていた私の実体がまさかの童話作家だったなんて。
しかしながら。『童話が一番難しい』という格言を勝手に作ることも可能です。実は『一番難しいことを第一作目からやっている』ことにすれば、私は天才となります。この路線で頑張ろうと思います。
とりあえず完成はさせたい。心が折れるのは小説に集客効果が無かったときです。童話の続きを書くから終わり。
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