面白かったフリーの謎解き・探索・ホラーゲームをどんどん紹介するよ

夕餉の華

　山の神様に捧げられた生贄娘が脱走する話です。同じく捕らえられた娘が何人かいるので全員生存クリアを目指します。でも始まってすぐ一人目が喰われるけどねあーもうこれ以上言えない。

　仲間が増えると会話が出来るようになってヒントがもらえます。探索エリアが広がるのでゲーム性も高いです。そして割とコミカルなガールズトークをするので鬼の住処でも全然怖くないよ。というかみんな度胸が凄いです。

　要は『覚悟が出来ている』ってことです。『生贄になる』と決めた時点で彼女達は勇者なのです。そりゃ逃げられますわ。鬼も来年から選出方法を変えたほうが良いと思う。

　きっと作者さんはこの作品を通してそういうことを伝えたかったんじゃないかと思います

そこにいる

　山道で車が故障して携帯がつながらなくてウロウロしていたら廃墟を見つけた話です。探索して謎が解けたら帰れるシステムだから大丈夫です。

　見えないものが見えるようになるメガネで謎を解きます。ゲーム性が高くて面白そう。追いかけっこもないし初見殺しトラップもないです。私はこういうの好きです。あと。最後のオチがゲームを初めて５分で予想つきます。

　それで。アイデアはよかったのですが。ボリュームが少ないです。すぐ終わります。肉じゃがを２０分煮込んでいる間に終わります。だからせめて肉じゃがのボリュームは多めにしてあげたい。今夜はお肉たっぷりでどうぞ。

　要は『肉じゃがは肉料理』ってことです。肉がオマケの肉じゃがは本当の肉じゃがとは呼べません。せめて肉とジャガを半々にしてあげたい。

　きっと作者さんはこの作品を通してそういうことを伝えたかったんじゃないかと思います。

俺が屍を越えてゆく

　館の謎を解く話です。ストーリー忘れた。

　それで。自殺をすると死体が残ってリトライになります。その前回の死体を使って謎を解く話です。例えば死体が置物の代わりになります。

　アイデアはよかったのですが。ボリュームが少ないです。すぐ終わります。謎が分からなくてもマップが小さいのでメッセージのある個所を総当たり自殺すれば解決できます。

　要は『死ねば解決』ってことです。世の中どんな難問でも死ねば全部終わります。そして残った人に問題が転移します。実は問題は解決していません。出来れば解決してから死んでください。

　きっと作者さんはこの作品を通してそういうことを伝えたかったんじゃないかと思います。

りるれふ

　森でオオカミに襲われて逃げ込んだ館で殺人事件が起こる話です。一難去ってまた一難です。でもオオカミが助けてくれるから大丈夫。拾う神ありです。

　犯人当ての推理ゲームです。と思いきや、ヒントが揃えば勝手に解決します。フラグ立て探索ゲームでした。ボリュームも少なくて一時間もあれば終わると思います。

　一番の謎はタイトルです。『りるれふ』ってなんだろ？　この謎はゲームクリアで解決しません。まぁ思いっきり書いてあるんですけどね。一度見逃すともう分からないです。

　要は『チャンスは一度きり』ってことです。犯人の行動発言は本来一度きりです。何回も聞けるのはゲームだけです。現実は一発で分からないと終わりです。

　きっと作者さんはこの作品を通してそういうことを伝えたかったんじゃないかと思います。

鉄屑の抵抗

　ゴミ捨て場に破棄されているロボットが突然目覚めてお父さんを探しに行く話です。まぁロボットの開発者がお父さんなんでしょうけど。捨てたロボットが会いに来るから怖いです。

　あえてモノクロで不気味な雰囲気を出すセンスが良いです。面白そう。でもすぐ終わります。謎も全部簡単です。まぁ絵を描くのは時間かかるからね。素材作るだけで半年かかるもん。謎まで手が回らないよ。

　要は『一人で作るのは大変』ってことです。だから博士はロボットを作ったわけです。まず人手を増やす。すると次はもっとすごいロボットが出来る。これが天才のやり方です。

　きっと作者さんはこの作品を通してそういうことを伝えたかったんじゃないかと思います。

らせんの宿

　山奥の旅館に迷い込んで逃げられない話です。詳しく言えませんがループものです。気づかないうちに何週もします。

　割とじんと来る個所があってなかなかいい話です。感動しました。ちなみに全部終わった後のオマケの短いエピソードが一番悲しいです。あとボリュームが結構長めで休日がつぶれて悲しいです。

　セーブ回数が有限ですが、完全に無駄なセーブをしなければ半分以上余ります。こまめにセーブしてもオッケーです。

　回復も有限でダメージ覚悟の場面もありますが、完全に無駄なダメージを受けなければ半分以上余ります。ダメージ覚悟の特攻をしてもオッケーです。開始５分で難易度高そうですがやってみたら割と余裕です。

　要は『無駄な事をしなければ余裕がある』ってことです。人生ってやりたいことをまともにやれずに気づいたらすぐ一年ぐらい経ってしまいますが、行動しないからそうなるだけです。計画的にやれば割と余裕です。

　きっと作者さんはこの作品を通してそういうことを伝えたかったんじゃないかと思います。

紋華繚乱

　好奇心旺盛なお姫様が狐に騙されてさらわれたので護衛の忍者が助けに行く話です。コミカルであんまり怖くないです。姫も割と活躍します。日本のお姫様は武芸もたしなむのでさすがです。

　忍者が何人かいて。個別に特殊能力があって。切り替えて謎を解く感じです。ゲーム性が高いです。と言いたいところですが。自由に切り替えではなくて順番に強制変更なのでそんなにゲーム性は高くないです。感覚的には便利アイテムを拾ったの同じです。

　要は『忍者は道具』ってことです。忍者は幼少期から任務遂行のために人格を犠牲にして育てられています。人として扱ってはいけません。戦争で負けます。

　きっと作者さんはこの作品を通してそういうことを伝えたかったんじゃないかと思います。

夢幻の館

　家に帰る途中で道に迷って立ち寄った館で一泊しようと思ったら、やっぱりなんか怖くて脱出する話です。夜中に目が覚めて行動に出ます。勘が鋭いです。これが俗に言う『ニュータイプ』です。

　二週目でも2時間かかるぐらいのボリュームでやりごたえがあります。たくさんの謎がそんなに簡単でもなくて面白いです。と言いたいところですが。鬼ごっこがクソムズイです。私が覚えている鬼ごっこで一番ムズいです。謎解きゲームがやりたくて始めた人は後悔します。

　最後の方は『もう！謎が解きたいだけなのに難しいだけの鬼ごっこつまんねーよ！つまんね！つまんね！何だこのクソゲー！』と言いながら同じところで何十回もリトライしてました。

　要は『最後までやった』ってことです。基本的に文句を言う人は途中でやめません。やめる人は何も言わずにそっと画面を閉じます。文句を言われているうちは面白いってことです。

きっと作者さんはこの作品を通してそういうことを伝えたかったんじゃないかと思います。

人魚沼

　大学の友達と旅行に来て車のトラブルで泊めてもらった家で友達が病気になる話です。これはきっと人魚の呪いです。謎を解いて脱出しないとね。

　主人公のヤンキー女が一番頑張るところが好感が持てます。普段は口が悪いけどここぞというときにみんなを助ける。ツンデレです。素直に可愛いと思います。設定の勝利です。

　要は『ヤンキー女は可愛い』ってことです。一匹狼のちょいワル男が女子にモテるのと同じように、ツンデレヤンキー女は男子にもてます。

　きっと作者さんはこの作品を通してそういうことを伝えたかったんじゃないかと思います。

鏡屋敷の探索

　謎の館に集団で拉致されて殺人事件が起こる話です。一緒に拉致された誰かが実は犯人です。

　個人的にTRUE ENDで『あーそうか』となったので注目せざるを得ないです。まぁヒントも多いので頭が良い人は途中で真相が分かるかもしれません。私は最後まで分からなかったよ。

　というかね。ボリュームが少ないです。『やっとここから本編かな？』と思ったら終わりました。考える前に終わった感じ。もっと長ければ私だって気づいたかもしれない。

　要は『事が起きてから考えていたら遅い』ってことです。事件を事前に止めるのが一流です。つまり犯罪者を捕まえる警察官は給料ドロボーです。泥棒が泥棒を捕まえる世の中です。

　きっと作者さんはこの作品を通してそういうことを伝えたかったんじゃないかと思います。