パチスロの歴史をまとめてみる 【~3号機まで】

パチスロ
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 ※パチスロの歴史をまとめます。長くなったのでここでは3号機までです。それでも100年の歴史があるから長いです。これで本が一冊書けちゃう。

■ はじめに ■

 突然ですが。実はわたくし。パチスロが割と好きです。素直に面白いと思います。

 しかしながら。いかんせん。最近あまり打っていません。ホームランを打っていないわけではありません。野球の話はしていない。『じゃあ何を打っていないのさ?』当然の疑問だと思われます。その答えを申し上げますと。

 待って。その前に。この記事を書いている現在2020年です。最初に日付はちゃんと言っておかないとね。だって来年は打ってるかもしれないから。この記事は何年も残ります。あなたが読んでいるときにはもう頻繁に打っているかもしれません。

 コレが俗に言う『先の事を考えて行動する』ということです。コレが出来れば一人前です。

 でもそんなことはどうでもいいです。今回は『パチスロの歴史』についてお話します。私は今までのパチスロの歴史の半分以上を実際の目で見てきました。そこそこ詳しいです。期待していいのよ。

 逆に言うと半分ぐらい知りません。だから人に聞いた話や推測が混じります。嘘も書くかもしれません。まぁ半分信じるってことで。

 というか。今回は3号機まで書いていますが。私は4号機世代なので3号機知らないです。詳しいのは4号機と5号機前半でそれ以外は大雑把です。

【パチスロ以前】

 いわゆる『スロットマシーン』です。レバーをガッコンして勝手に止まるヤツです。カジノにあるヤツです。ここから語ると100年以上の歴史があります。

 でもスロットマシーンはパチスロじゃないので多くを語るのはやめておきます。終わり。

Tequila Sunrise

スロットマシン『Tequila Sunrise』
Aristocrat社(オーストラリア)

1964年 【回胴式遊技機】

 風俗営業法の認可を得てホールに設置されたスロットです。ここまでがゲーセンでここからパチ屋になるのかな? 知りません。まだオレ生まれてねえ。

 正式名称は『回胴式遊技機』です。別名『オリンピアマシン』です。パチスロメーカーのオリンピアとは別物です。東京オリンピックにあやかってオリンピアと名付けました。縁起が良いです。

 日本には『八百万の神』という風習がありまして。モノや言葉や概念など様々なものに神様が宿っています。縁起はなるだけ担いでおくと今後の繁栄を神様が助けてくれるわけです。

 でもそんなことはどうでもいいです。とにかくオリンピアマシンの登場です。でもオリンピアマシンはパチスロじゃないので多くを語るのはやめておきます。終わり。

 ちなみに現在もパチスロの正式名称は『回胴式遊技機』と『オリンピアマシン』です。

ジェミニ

1977年 マックス商事
・業界初3メダル5ライン
・通称:アメリカンパチンコ(アメパチ)
※この種類の筐体がアメパチです多分
 知りません。まだオレ生まれてねえ

1980年 【パチスロ登場】

 ついにここからパチスロです。『パチンコ台の枠に設置できるスロットマシン』略して『パチスロ』です。かどうかは分かりませんが。そういう意味です。

 今までのスロットマシーンは上から下まで1台デカいやつを製造していました。入れ替えが大変です。それがついに中身だけ入れ替え式になりました。これで簡単にホールに設置できます。試しに買ってみる店長さんも増えたことでしょう。

パチスロパルサー

最初のパチスロ

・開発:山佐 販売:尚球社
・大当り90枚
・リーチ目はボーナス絵柄の山佐型
・スイカ絵柄初登場

0号機

 この後、何年か経つと規定が出来ます。まぁ1985年なんですけど。それは後で書くので今は聞かなかったことにして。とにかく。規定なしのパチスロ機を『0号機』と呼びます。1号機が出来た後に付けられた後付けの名前です。

 ここで問題なのは『どこから0号機か?』となります。パチスロからなのか。オリンピアマシンからなのか。国産スロットマシンからなのか。世界初スロットマシンからなのか。

 まぁ知らないです。答えはありません。これがパチスロ業界初の水掛け論ポイントだと言われております。

BIGがない

 今なら当たり前のビッグボーナスですが。0号機にはビッグボーナスがありません。バケオンリーです。大当たりで100枚ぐらい出ます。

 しかしながら。規定がないので意図的な連荘をさせることが可能です。出るときは出ます。しょぼくないです。

リール無制御

 いつからいつまでか知りませんが。初期のスロットはリールが無制御です。レバーONで役を抽選していません。ボタンを押せばビタ止まりで揃えば当選です。目押しが出来れば抜き放題です。

 でもそんなことが許されるわけがないのですぐに対策されてフラグ管理になります。ちなみにパチスロパルサーは制御あります。

 そういえば一時期『0号機はリール無制御』というガセネタが流れたことがあります。実は私も長い間騙されていました。まだネットが普及していない頃に誰かが大げさに脚色した話が面白かったので広まったんだと思います。

 もしかしたらこの後の記事に私がガセネタに騙されている箇所があるかもしれません。怪しいと思ったら各自で調べてください。あなたが騙されても私は責任取りません。自衛してください。

フラグ管理

 さて。リール無制御はさすがによろしくない。ということで。フラグ管理となりました。レバーONで役を抽選します。そしてリール制御が出来ました。

 当選していない役は狙っても揃いません。ビタ押ししてもスベリます。
 当選している役は多少アバウトでも引き込みます。最大4コマスベリです。

フラグ持ち越し

 さて。制御により当選していなければ狙っても揃わないわけですが。狙わないと7が揃わないことには変わりありません。当たっているか分からない状態で毎ゲーム狙うなんてやってられないです。

 でも揃えないと消滅してしまうので狙わないといけません。当てるの大変なのにミスったら消滅って悲しすぎます。目押しができない人は一生ボーナスがそろわないかもしれない。会社でも一生ボーナス出そうにないのに。

 だからフラグは持ち越しできるようにします。当たった役は揃うまで当たりっぱなしです。さっきのゲームで当選したボーナスは次のゲームでもフラグが残っています。もちろんプラムもチェリーも。揃えるまで残っています。

 現在の規定ではボーナスフラグのみ持ち越し可能ですが、初期のパチスロは子役フラグも持ち越し可能でした。

 ちなみに。厳密に言うと次ゲームでフラグを消してもいいです。『フラグを持ち越ししてもいいよ』というだけです。機種によって違うので調べておきましょう。打つ前に情報を調べるのはパチスロの基本です。

リーチ目

 さて。制御により当選していなければ狙っても揃わないわけですが。狙わないと7が揃わないことには変わりありません。当たっているか分からない状態で毎ゲーム狙うなんてやってられないです。

 そこで登場したのが『リーチ目』です。当たっているときはいつもと違う出目が出るようになりました。7がない場所を押してもフラグ当選を把握できます。これからはリーチ目が出た後に7を多少アバウトに狙えばオッケーです。

 これで一気にゲーム性が増します。ただの運任せのギャンブル台からの卒業です。いつもと違う出目で一喜一憂する日々が始まります。パチスロ最大の発明はリーチ目です。

吸い込み方式

 さて。パチスロでフラグ管理システムが開始されました。ということで。採用されたのが『吸い込み方式』です。カジノのスロットと一緒です。全てのパチスロ機が吸い込み方式ではありませんが今後の主流です。

 吸い込み方式とは。規定枚数のメダルを吸い込むとフラグが立つ仕組みです。例えば『1000枚飲み込んだら500枚当たりのフラグが立つ』みたいな感じです。いわゆる『天井』です。まぁそんな単純な仕組みじゃないけどね。バレない程度の複雑なマップ構成は搭載しております。

 要は。吸い込み方式だったら店が赤字になりません。まず飲まないと出ないので。管理しなくても自動でお金を稼いでくれます。夢のマシンです。これがパチスロだ。まいったか。

意図的な連荘

 吸い込み方式のパチスロ機は意図的な連荘をします。というかさせてました。せっかく規定なしなので客の射幸心を煽れるだけ煽っておきたいです。この台メッチャ連荘しますよ社長さん。

 機種に寄りますが。主流は『モード管理』です。深い天井のモードと浅い天井のモードを用意して確率抽選でループさせます。浅い天井モードがループすると連荘します。要は通常モードと天国モードです。

子役がそろうと時間の無駄

 吸い込み方式の天井は『ゲーム数』ではなくて『吸い込み枚数』です。例えば『ボーナス終了後から300枚飲み込んだら天井』みたいな感じです。なので15枚役をそろえると天井が15枚遠くなります。

 さらに『直撃フラグ』みたいなハイカラなもんもないです。天井が来ないと絶対にボーナスは当たりません。

 なので子役がそろうとただの時間の無駄です。吸い込み方式の機種は『逆押しで子役を外す』のがクールな打ち方です。

打ち止め

 いつからいつまでか知りませんが。初期のスロットは打ち止めがあります。調子よく出ていても規定枚数に達したらパチスロ機が動かなくなります。1000枚かな。そこで今日の営業終了です。

 だから上手い人が無制御の台を打ってもパチ屋がつぶれることはありません。どんなに上手い人でも打ち止めで終了です。後は出禁にするだけ。

 という用途もありますが。『意図的な連荘を打ち止めで終わらせる』という用途もあります。当たれば打ち止めまで出まくりです。要は有利区間完走です。

 これが後に。『ビッグは打ち止めで終了』となります。でも後の話なのでやっぱり後で書きます。

一本1000円

 昔のパチ屋に『自動メダル貸出機』などというふざけたハイテク機器などありません。SF映画の観過ぎ。正直ドン引きです。メダルが欲しければカウンターに借りに行きます。1000円で50枚の束を一本くれます。

 『おばちゃん一本くーだーさいっ!』と目をつぶって大声で叫びます。いい大人が。これが俗に言う『一本1000円』です。それからスロッターは投資金額を本数で数えるようになりました。

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